台湾結婚式の演出♪LALALANDで踊りました!
ココナッツです。
私たちは台湾の結婚式で新郎新婦自らダンスを披露しました。
本当にたくさんのハプニングがありましたが、今振り返るととても楽しかったです。
そんな過程をシェアしたいと思います。
日本の結婚式では、新郎新婦本人よりもお友達が余興として歌ったり、踊ったりすることが多い気がします。
しかし、台湾はもちろんお友達が披露することもありますが、
新郎新婦本人が披露することもよくある話しのようです。
演目内容は、今まで聞いたことあるものだと、
ダンス、歌、楽器演奏、その他特技披露…といった感じです。
私はもともとダンスをやっていた関係で得意でしたので
ダンスを披露しよう!となりました。
当時ちょうど映画「ララランド(LALALAND)」が流行っていて、その曲が二人とも大好きだったので、その音楽に乗せてつくることにしました。
しかし、しんちゃんは全く踊ることができません。
私も今までたくさんのダンスを習ってきましたし、教えることもしてきたのですが、
ここまで踊れない人は初めてです。笑
そこで、踊れないしんちゃんでも出来るように、と思い
私はとっても簡単な振付で2分ほどのものをつくりました。
本当に本当に簡単な2ステップなどです。
当日はこんな感じで踊ります!といった軽いノリです。
踊り終わってどうだったと聞くと、義父母(特に義母)から衝撃的な一言を言われたのです。。。
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義母「それではダメ、明日からレッスンに行きなさい。お金あげるから、ちゃんと雇って一緒に踊ってくれる人を探しなさい」
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えっ?!何言っている??そもそも今2週間前だよ。
雇うって何??
もう頭はパニックです。
その場では何も言うことができず、そのあと夫と二人になったタイミングでどうするの?と相談しました。
でも夫としても、義母からそのようなアドバイスをされた以上、言われた通りにした方が良いとのことでした。
夫と一緒にパソコンにへばりついて、ダンスを手伝ってくれる人を探し始めました。
実は台湾には結婚式の催しものに協力してくださる会社がけっこうあります。
後からわかったことですが、協力してくれる人を雇って、結婚式をより華やかに見せることは日本ほど特別なことではないようです。
基本的にHPをみて電話をかけ、事情を説明すると、普段であれば請け負えるが、2週間は短すぎてできないと言われました。
そういうのが3件連続。。。
どうするのよ。私の機嫌が徐々に悪くなっていきます。
すると4件目。
なんと請け負ってくれるところがありました。
話を聞くと、そういったウェディングサポートは日常茶飯事でよくやっているとのこと。
おっ!心強い!!
ただ、踊る子は舞踏専攻の学生たちでプロフェッショナルではないよ、とのこと。
なるほど!その手があったか!
プロの方は時間の都合が難しいですが、時間の融通がききやすい学生さんなら可能性ありそう。
他、予算を踏まえて、人数は4名の踊り子さんたちとなりました。
先にララランドの曲で踊りたいことを伝えて、電話は終わりました。
ここから先はこの学生先生を「A先生」と呼んでいきます。
すると、どういう風に伝わっていたのか分かりませんが、
A先生がいきなりララランドの曲をかけてレッスンが始まりました。
A先生「はい、じゃぁ、一回踊るので頑張って覚えてくださいねー」
実際のA先生が踊る現場がコチラ
えっー!何も話してないのに、いきなり?!打ち合わせは??
それだけ時間がないということなのか…
しかも、連絡してから1日しかたってないのに、曲も手配!もう振付考えている!
さすが舞踏専攻のA先生!
…って感心している場合ではない!時間がないのだ。
私は昔からダンスをやっているので問題ないのですが、夫はやばい!!
右手を挙げてといっても左手挙げる。
前に歩くだけなのに、右手と右足が一緒にでる。
恥ずかしい…先生も困っている表情。
今はとにかくA先生に食らいついてレッスンをしっかりして、振付を完璧にする必要があります。
意外にも本格派なダンスで私も汗かきながらアップアップ…
1日目の練習が終わりました。
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次の日からも連日練習を行う…
はずだったのですが、、、
こういうときに限って、私の仕事が今までで一番忙しい。
連日、仕事後にダンス練習の予定が、私が全く行けない。
結婚式は一生に一回、こんな機会も二度とないのだから、この時ばかりは早めに帰してくれよ…と思うのですが、当時勤めていた会社の上司が、結婚式が近いことを知っているにも関わらず、容赦なく仕事を押し付けてきます。それなのに、その上司は定時で帰っていきます。最悪!!
(ちなみにこの会社は結婚式後辞めました)
というわけで、連日の練習はしんちゃんだけ参加。
私は練習に行けない日々が続きました。
会社のキーボードを打ちながら涙が出そうでした。上司への恨みが募るばかりです…
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「A先生が夜うちの家の近くで公園で練習しようって言っているよ。いいよね?!」
もう涙、涙。
A先生が気をきかせて、我が家の最寄り駅までわざわざ来てくれて、
近くの施設で必死に練習。時間は夜の10時です。もう、それは部活動のようなノリ。
先生の熱心な指導のお蔭で私は2時間ほどで全部振りが覚えられました!
A先生のご自宅は台北市内ではなく、1時間半ぐらいかかるとっても遠いところだったのですが、
わが身のように熱心に考えてくださって、本当に助かりました!感謝です!
しかし相変わらず夫はやばいのですが…
夫は次の日は会社を休んでまで練習に励んだそうです。
それでもやばいのですが…
右側がA先生、左側が夫
そんな感じで夫は10回以上練習に行き、私は2回ぐらいだけの練習だけ。
A先生が時間をつくって、他の3名の方にも振りをお伝えしてくださっていて当日はスムーズに合わせるだけの練習でとても助かりました。
A先生、すごすぎるよ!!
夜18時から開場なので、17時ぐらいに場当たりリハーサルをしました。
A先生を含む、4名の学生さんの衣装はそのダンススタジオが用意してくださいました。
当日はビデオを撮影するということで、ダンススタジオのマネージャーの方もいらっしゃり、こちらから計5名の方のお弁当も用意しました。
メイクなど何も考えてなかったのですが、学生さんたちは自分たちでメイクしてくれていました。
そして、本番!
ララランドの音楽が始まります♪
司会者が「さぁ!みなさんスマホの動画の準備はいいですか~?!始まりますよ~!」
みたいな感じで、良い感じに会場内のボルテージをあげてくださいます!
入口付近から入り、花道を少しずつ踊りながら進み、舞台にむかいます。
踊りながら来賓の方々から「ヒューヒュー」や「加油(がんばれ)」と聞こえてきて、すごく楽しかったです♡
ドレスも元々は裾の長いものを手配していたのですが、今回このA先生をはじめとする
学生さんたちにお願いすることになり、私もその踊りの本気度に合わせようと、
ミニスカートのドレスに変更しました。元々予約していたドレスの
1,000元のキャンセル料はかかりましたが、このドレスのお蔭で精一杯踊れたので
キャンセルして正解でした!
途中の見せ場がこちら
途中何度か間違えましたが、まぁ許容範囲の間違いで終われました~
最後のポーズがこちら
お客様からの反応はとってもよかったです!
予想外だったのが、
「新婦がめっちゃ踊れているのに、新郎がダメダメだった、そのギャップが面白かった!」というのをたくさんの方に仰っていただきました。
なるほど。そうなるのか。
確かに新郎新婦ともに普通に踊るだけだったら、本当に普通で終わっていたかもしれませんね!
…棚からぼた餅と言っていいのか分かりませんが。。。
結婚式が終わった今となっても「ココナッツの結婚式のダンスはよかったわよね!」と
印象深いものになってくださっているようで、本当にやってよかったなと思いました。
義母ママの忠告よ、ありがとう!!
唯一、後悔しているのは、当日ビデオ撮影カメラマンに「ここでこうやって踊るからここから撮ってね」と指示しておけばよかったなと思いました。
その方が式の盛り上がりの頂点が分かるし、お客様にも印象深い式として覚えていただけると思います。
義母の忠告は、本当に驚くべきものでしたが、今となっては感謝!
また、新郎新婦の共同作業ということで、さらに絆が深まる機会にもなりました。
ぜひ、勇気をもってチャレンジしてください!!
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私たちは台湾の結婚式で新郎新婦自らダンスを披露しました。
本当にたくさんのハプニングがありましたが、今振り返るととても楽しかったです。
そんな過程をシェアしたいと思います。
日本の結婚式では、新郎新婦本人よりもお友達が余興として歌ったり、踊ったりすることが多い気がします。
しかし、台湾はもちろんお友達が披露することもありますが、
新郎新婦本人が披露することもよくある話しのようです。
演目内容は、今まで聞いたことあるものだと、
ダンス、歌、楽器演奏、その他特技披露…といった感じです。
私はもともとダンスをやっていた関係で得意でしたので
ダンスを披露しよう!となりました。
当時ちょうど映画「ララランド(LALALAND)」が流行っていて、その曲が二人とも大好きだったので、その音楽に乗せてつくることにしました。
しかし、しんちゃんは全く踊ることができません。
私も今までたくさんのダンスを習ってきましたし、教えることもしてきたのですが、
ここまで踊れない人は初めてです。笑
そこで、踊れないしんちゃんでも出来るように、と思い
私はとっても簡単な振付で2分ほどのものをつくりました。
本当に本当に簡単な2ステップなどです。
結婚式2週間前
義父母宅で義父母に披露することになりました。当日はこんな感じで踊ります!といった軽いノリです。
踊り終わってどうだったと聞くと、義父母(特に義母)から衝撃的な一言を言われたのです。。。
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義母「それではダメ、明日からレッスンに行きなさい。お金あげるから、ちゃんと雇って一緒に踊ってくれる人を探しなさい」
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えっ?!何言っている??そもそも今2週間前だよ。
雇うって何??
もう頭はパニックです。
その場では何も言うことができず、そのあと夫と二人になったタイミングでどうするの?と相談しました。
でも夫としても、義母からそのようなアドバイスをされた以上、言われた通りにした方が良いとのことでした。
結婚式13日前
次の日。夫と一緒にパソコンにへばりついて、ダンスを手伝ってくれる人を探し始めました。
実は台湾には結婚式の催しものに協力してくださる会社がけっこうあります。
後からわかったことですが、協力してくれる人を雇って、結婚式をより華やかに見せることは日本ほど特別なことではないようです。
基本的にHPをみて電話をかけ、事情を説明すると、普段であれば請け負えるが、2週間は短すぎてできないと言われました。
そういうのが3件連続。。。
どうするのよ。私の機嫌が徐々に悪くなっていきます。
すると4件目。
なんと請け負ってくれるところがありました。
話を聞くと、そういったウェディングサポートは日常茶飯事でよくやっているとのこと。
おっ!心強い!!
ただ、踊る子は舞踏専攻の学生たちでプロフェッショナルではないよ、とのこと。
なるほど!その手があったか!
プロの方は時間の都合が難しいですが、時間の融通がききやすい学生さんなら可能性ありそう。
他、予算を踏まえて、人数は4名の踊り子さんたちとなりました。
先にララランドの曲で踊りたいことを伝えて、電話は終わりました。
結婚式12日前
時間がない、急がなくてはということで、翌日そのダンススタジオさんにお邪魔しました。今日は事務所の方と打ち合わせだけかなと思っていたら、事務所の方に加えて、学生先生ダンサーが一人。ここから先はこの学生先生を「A先生」と呼んでいきます。
A先生がいきなりララランドの曲をかけてレッスンが始まりました。
A先生「はい、じゃぁ、一回踊るので頑張って覚えてくださいねー」
実際のA先生が踊る現場がコチラ
えっー!何も話してないのに、いきなり?!打ち合わせは??
それだけ時間がないということなのか…
しかも、連絡してから1日しかたってないのに、曲も手配!もう振付考えている!
さすが舞踏専攻のA先生!
…って感心している場合ではない!時間がないのだ。
私は昔からダンスをやっているので問題ないのですが、夫はやばい!!
右手を挙げてといっても左手挙げる。
前に歩くだけなのに、右手と右足が一緒にでる。
恥ずかしい…先生も困っている表情。
今はとにかくA先生に食らいついてレッスンをしっかりして、振付を完璧にする必要があります。
意外にも本格派なダンスで私も汗かきながらアップアップ…
1日目の練習が終わりました。
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次の日からも連日練習を行う…
はずだったのですが、、、
こういうときに限って、私の仕事が今までで一番忙しい。
連日、仕事後にダンス練習の予定が、私が全く行けない。
結婚式は一生に一回、こんな機会も二度とないのだから、この時ばかりは早めに帰してくれよ…と思うのですが、当時勤めていた会社の上司が、結婚式が近いことを知っているにも関わらず、容赦なく仕事を押し付けてきます。それなのに、その上司は定時で帰っていきます。最悪!!
(ちなみにこの会社は結婚式後辞めました)
というわけで、連日の練習はしんちゃんだけ参加。
私は練習に行けない日々が続きました。
会社のキーボードを打ちながら涙が出そうでした。上司への恨みが募るばかりです…
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結婚式5日前
今日も練習に行けないか、と思っていたら夫から連絡が。「A先生が夜うちの家の近くで公園で練習しようって言っているよ。いいよね?!」
もう涙、涙。
A先生が気をきかせて、我が家の最寄り駅までわざわざ来てくれて、
近くの施設で必死に練習。時間は夜の10時です。もう、それは部活動のようなノリ。
先生の熱心な指導のお蔭で私は2時間ほどで全部振りが覚えられました!
A先生のご自宅は台北市内ではなく、1時間半ぐらいかかるとっても遠いところだったのですが、
わが身のように熱心に考えてくださって、本当に助かりました!感謝です!
しかし相変わらず夫はやばいのですが…
夫は次の日は会社を休んでまで練習に励んだそうです。
それでもやばいのですが…
右側がA先生、左側が夫
そんな感じで夫は10回以上練習に行き、私は2回ぐらいだけの練習だけ。
結婚式前日
最終練習ということで、A先生以外の3名の舞踏専攻の学生さんに初めてお会いしました。A先生が時間をつくって、他の3名の方にも振りをお伝えしてくださっていて当日はスムーズに合わせるだけの練習でとても助かりました。
A先生、すごすぎるよ!!
結婚式当日
ついに迎えました、ドキドキの日!夜18時から開場なので、17時ぐらいに場当たりリハーサルをしました。
A先生を含む、4名の学生さんの衣装はそのダンススタジオが用意してくださいました。
当日はビデオを撮影するということで、ダンススタジオのマネージャーの方もいらっしゃり、こちらから計5名の方のお弁当も用意しました。
メイクなど何も考えてなかったのですが、学生さんたちは自分たちでメイクしてくれていました。
そして、本番!
ララランドの音楽が始まります♪
司会者が「さぁ!みなさんスマホの動画の準備はいいですか~?!始まりますよ~!」
みたいな感じで、良い感じに会場内のボルテージをあげてくださいます!
入口付近から入り、花道を少しずつ踊りながら進み、舞台にむかいます。
踊りながら来賓の方々から「ヒューヒュー」や「加油(がんばれ)」と聞こえてきて、すごく楽しかったです♡
ドレスも元々は裾の長いものを手配していたのですが、今回このA先生をはじめとする
学生さんたちにお願いすることになり、私もその踊りの本気度に合わせようと、
ミニスカートのドレスに変更しました。元々予約していたドレスの
1,000元のキャンセル料はかかりましたが、このドレスのお蔭で精一杯踊れたので
キャンセルして正解でした!
途中の見せ場がこちら
途中何度か間違えましたが、まぁ許容範囲の間違いで終われました~
最後のポーズがこちら
お客様からの反応はとってもよかったです!
予想外だったのが、
「新婦がめっちゃ踊れているのに、新郎がダメダメだった、そのギャップが面白かった!」というのをたくさんの方に仰っていただきました。
なるほど。そうなるのか。
確かに新郎新婦ともに普通に踊るだけだったら、本当に普通で終わっていたかもしれませんね!
…棚からぼた餅と言っていいのか分かりませんが。。。
結婚式が終わった今となっても「ココナッツの結婚式のダンスはよかったわよね!」と
印象深いものになってくださっているようで、本当にやってよかったなと思いました。
義母ママの忠告よ、ありがとう!!
唯一、後悔しているのは、当日ビデオ撮影カメラマンに「ここでこうやって踊るからここから撮ってね」と指示しておけばよかったなと思いました。
まとめ
私はぜひ台湾で結婚式を行う際は、何か催しものを新郎新婦自ら行うことをオススメします。その方が式の盛り上がりの頂点が分かるし、お客様にも印象深い式として覚えていただけると思います。
義母の忠告は、本当に驚くべきものでしたが、今となっては感謝!
また、新郎新婦の共同作業ということで、さらに絆が深まる機会にもなりました。
ぜひ、勇気をもってチャレンジしてください!!
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