【台湾最南端】墾丁一人旅(1)~まずは恆春観光から~

ココナッツです。(※長文のためパソコン推奨)
先日、台湾最南端の墾丁(クンディン)をリポートいたします。






墾丁ってどこ?


台湾人にも人気な墾丁は、一番南に位置する海岸沿い。
見渡す限り素晴らしい景色。
リゾートホテルや民宿も充実しており、バックパッカーでもファミリートリップでも
楽しめる場所です。

台湾の一番南ということで、台北より暑そうに思いますが、
(暑いのは間違いないのですが)とても心地よい暑さ。
台北の方が蒸し暑く、風通しが悪い気がします。






何をする?


恆春から墾丁までは「墾丁国家公園」という国立の公園になっており、
台湾人も行きたがる、自然があふれたリゾート地です。
詳細はこちらのWikipediaをご覧ください。

海岸もたくさんあるので、夏は水着必須。
ダイビングスポットとしても有名です。

台北とは異なる「熱帯気候」となるため、太陽の力はすさまじいです。
日焼け止めグッズ、帽子、日傘、サングラスは必ず持ちましょう。

墾丁への行き方は?


一般的には…
台北駅
↓台湾新幹線(約2時間)
高雄駅
↓高速バス(約2時間)
墾丁

となります。
台北から墾丁までの飛行機もありますが、時間と日にちが限定的です。
7時代出発の新幹線に乗れば、午前中には墾丁に到着できそうです。

私は午前中に到着したかったのですが、朝はゆっくりしたかったので、
金曜日の夜、仕事が終わったあとに高雄まで新幹線で行き、
高雄のユースホステルに1泊しました。

<台湾新幹線20%OFFチケットの買い方はこちらの記事でシェアしております>


高雄ユースホステル~旅聚居青年旅舎~


場所は高雄の中心地、美麗島駅の目の前です。
私は美麗島駅で別の予定があったので、agodaを使用し、
美麗島付近で一番安いホステルを探しました。

驚くほど駅の目の前でした。こちらのビルの上になります。

廊下沿いに部屋がたくさん。

フロントで予約している旨、パスポートなどを見せて、
お部屋の説明をしてもらいます。
中国語と英語で対応可能です。洗濯機などもそろっています。

共有施設がとてもよかったです。

座席もたくさんあり、wifiのスピードも問題ありませんでした。

今回は使いませんでしたが、簡単な調理もできますよ。

昔からあるホステルなので、モダンな要素はないですが、
この安さでこのクオリティー、そして何よりこの立地なら
全然アリかなと思います。



私は予定があったため美麗島駅でホステルを探しましたが、
墾丁行きのバスは新幹線を降りた左營駅から出ているので
何も予定がない方は、左營駅周辺に泊まると便利ですね!

バスで墾丁へ


台湾新幹線で降りたった左營駅。目の前にはこちらのチケット販売所があります。

片道チケットと、往復チケットがあり、私は往復チケットにしました。
往復401元。

こちらのチケットは帰りも使うのでなくさないように注意しましょう。

8時57分にチケットを購入したのですが、チケット売り場のおばちゃんが
9時に出発するから、急いで下に降りてと言われました。

階段を急いで降りて、一番前に停車する黄色のバスが墾丁行きのバスです。
停車位置までのたった数十メートルの距離ですが、タクシー運転手が
墾丁に行くなら、バスよりタクシーの方が早いよ、と客引きしてきます。
「もうチケット買っちゃったから」というと、
「そのチケットはこっちで買い取るから」という執念さでした。

残り1分ぐらいなので、走って乗り込みます。
間に合ってよかったー!こちらのバスです。


バスのお腹に荷物は入れられますが、セルフのようです。
私は手で中に持って入りました。

車内はこのような感じ。9時出発の便ですが、
半分埋まっているかいないかぐらいの客数です。

有難いことに充電する場所もあります。
(なお、帰りのバスも充電するところはありましたが、
外付けされているタイプでした)


出発~~!!そしておよそ2時間、私は眠り続けました。


ついに目的地「恆春(フンチュン)」につきました。

降りるとこんなところで、たった2時間で別世界に来たかのような感じです。

空が広い!

【バスの情報】
墾丁快線HP / 時刻表はこちら / 停車駅はこちら
※最新の情報をご確認ください。

夕飯を食べよう!


本日は、墾丁ではなく恆春の民宿に一泊するためここで夕飯を食べます。
墾丁には夜市などがたくさんあるのですが、
恆春は「おいしいお店」はかなり限定的なのでよく調べてから入った方がよさそうです。

郷村冬粉鴨(シャンツンドンフェンヤー)
というお店が有名なので行ってみたところ、なんとこの日は臨時休業でした。
残念すぎる~以下、写真は開店日に撮影しました。


地元の方もとてもオススメされていたので味は間違いないと思います。
海角七号の撮影に使われた場所「阿嘉的家」のすぐ裏手でもあるので
ぜひ行ってみてくださいね!

というわけで、この日は別の鴨肉のお店にしました。

鴨肉蔡(ヤーロウツァイ)


昔ながらのローカル店です。今回は地元の方と3人で訪れました。
タケノコ、台湾の筍は果物みたいです。

そしてメインの鴨肉。蒸した鴨肉です。
ジューシーで臭みは全くなく、鴨に感じません、とてもおいしいです。
ちなみに臨時休業だった「郷村冬粉鴨」は、鴨は鴨でも調理の仕方が異なり、
スモーキーな鴨肉みたいです。聞けば聞くほど気になります…

他にもおいしいお料理がたくさん!

一人約320元でした。お腹いっぱい!!
このお店もとてもおいしかったです!


観光のお供は電動バイク


恆春や墾丁はバスが走ってはいますが、本数が少なく、不便です。
そこでバイクがオススメですが、私のように日本でも運転する機会がないような人は、
外国での運転はとてもビビりますよね。国際運転免許証の手配も面倒ですし…

そんなときに便利なのが免許証不要の電動バイクです。

★メリット★
・免許証なしで運転可能。
・初めての運転でも自転車さえ乗れればできる。
・1回の充電で約60kmは走れるらしいので(バイクにもよります)、
 恆春や墾丁では使いきれないぐらい長距離走行可能。
・万が一、充電が切れても、お店に行けば充電してくれる。

★デメリット★
・速度は遅い。(バイクにもよるが時速40kmぐらい)
・保障としてパスポートを預ける必要がある。
・通常のバイクより電動バイクは少し値段が高い。
・旧型バイクは残りの充電がどのぐらいが液晶画面に表示されず、
 いきなり電気が切れるらしいので、少し怖い。
(しかし基本的には約60kmは走れるとのことで切れることはないだろう)
・たまにダサいデザインのバイクがある。

という感じです。 お店にもよりますが、私が1日目に借りた「溢鑫租車」店は1日600元でした。
もちろん、2日や3日連続だと1日分が安くなります。
また、保障としてパスポートは預けます。ヘルメットは必須です。
2人乗りは禁止です。(とはいっても見かけますが…)


なお、こちらのお店では、裏手に広大な駐車場をもっており、
私がバイクの運転が初めてであることを伝えると
20分ほど練習に付き合ってくれました。感謝!

この日借りたこちらのバイクは最新型で、液晶画面に残りの電池量などが
表示されるものでした。しかも黄色でかわいい♡ほしくなっちゃう!笑

恆春も墾丁もバイク店はいたるところにあるので、見つからないということは
絶対にありませんが、少しでも怪しいお店は避けた方がいいと思います。
★バイクの運転が初めての方にワンポイントアドバイス★

バイクはグリップの部分を手前に回すとアクセルとなります。
降車するときに、電源をつけたまま降車すると誤ってグリップを回してしまい
バイクだけ進んでしまう危険性があります。
降車するときは、まず「キー」を回してバイクの電源を切ってから、
降りましょう!

貓鼻頭公園(マオビートウゴンユェン)


まずやってきたのが、恆春の半島の一番南にある貓鼻頭公園(国立公園の一部)です。
のんびり運転な電動バイクでやってきました。

チケットを買います。30元でした!

観光バスが何台か停まっていましたが、中国大陸の方たちのようでした。
この坂をのぼった先に絶景が!

少し雲が多かったのですが、それでも日差しが痛かったです。
草木と空と海の3大コントラストという感じ。

海と空が広い~開放的!これぞリゾートって感じです。


階段が何段かありますが、ぐるっと歩ける公園になっています。
ざっと見るのであれば15分もあれば全部見れるぐらいで、そんなに大きくはないです。

とにかく暑すぎるので早々に退散しました。
帰りの坂道です。天気が良すぎ~



關山(グゥァンシャン)


あいにく私は夕日が落ちる時間ではなかったのですが、
夕日が絶景なスポットにやってきました.

素敵な門がお出迎えしてくれます。

この門の付近にバイクを停め、数メートルの丘をのぼっていくと…
チケット売り場がありました。

60元、貓鼻頭公園より高いのですね…

ここが有名な夕日ポイント。しかし、まだまだ太陽は上の方です。笑

展望台風なところもあります。


おー絶景!
この時間のお客さんはこの写真に写るファミリーだけでした。

奥の方にも展望台のようなつくりがあります。
蚊が多かったです。


夕日がきれいなんでしょうね(想像)

またタイミングがあえば来てみたいなと思いました。

ちなみにこんなところでもwifiがあります。さすが台湾!

帰り道、坂をくだると、さっきの門がさらに美しく輝きます。

まっすぐな道とその先にある山と湖がキレイですね。




肥春號 Fatchun Café(フェイチュンハオ)


少し疲れたのでカフェにやってきました。
さきほどの關山から、のろのろバイク運転で約15分とけっこう距離があったのですが、
それでも行ってよかったと思える素敵なカフェでした。


正直、こんなところにこんな洗練されたお店があって良いのかと思いました(笑)

中に入ってみると…

わぁ~なんか想像していたのと違ってオシャレ☆

メニューはこちら。
今回はカフェ利用ですが、お食事もできるようです。


「恆春港口茶」はここの限定っぽかったので頼みました。
HOTしか表記がありませんでしたが、ICEもできました。

外で火照った身体がすぅーと冷やされていきます。おいしい!

また、こちらのお店の裏にはテラスがありました。

庭といってよいのか分かりませんが、敷地が広いので
パーティーとかも出来そうな感じです。

ちなみにトイレは外の別小屋にありました。
充電できる場所もあり、本当にありがたい。

本当に我ながらに良いカフェを見つけたなと思いました。
2時間ぐらいゆっくりしていました。

でも、外に出ればこんな感じで犬が普通に歩いているのどかな街。
素敵です。

お店のFBはこちら


出火(チューフオ)


この字だけ読むと、「どこから出火したんだよ?!」という感じになるかと思いますが、
「出火」という観光地があります。

実は天然ガスが地面が出ており、自然と火が出ているのです。


Instagramではよく出てくる場所ですが、
時間が悪かったのか他の観光客はいませんでした。

この階段を下ります。

少し歩いた先に…

ありました!

なかなか写真で伝わりにくいのですが、この鎖で囲まれた中は
地面あら天然ガスが出ており、何もしなくても勝手に燃えています。
不思議~

噂では地元の方はこれでBBQをするとかしないとか…笑
ただでさえ暑い天気なのに、火の熱さで、汗が出てきます。
一回は見ておきたいけど、意外とあっさりな観光ポイントでした。

帰りには階段のところで犬が死んだように寝ていました。台湾あるある。

バイクで行く際は、国道200号線を通って行くようにしてください。


帰りには恒春古城 東門を通ったので記念に!

古城擔仔麵(グチェンダンザイミィェン)


先に書きますが、こちらのお店の味は普通でした。
台北にもあるかな、という感じです。さらっと書きます。


メニューはこちら

食べたもの

いたって普通でした。
店内にはわんちゃんも椅子に座って食べてました。かわいい!

そのあと、見つけたこちらのお店の方がおいしそうに見えました。
Meat 
人がたくさんいました。次来たらここで食べたい!
作っている店員さんも迫力ある!笑



夜のお散歩



海角七号のロケ地周辺をうろうろ。

海角七號とは…台湾で大ヒットした映画です。詳しくはこちらからWikipedia

阿嘉的家はもう営業時間が終わっていました。

その隣にあるイタリアンレストランもおいしそう。


恆春はおいしい小吃のお店は少ないのですが、おしゃれなカフェやパン屋さん、
イタリアンレストランなどは探すとけっこうあります。
この周辺は特に多いので探検するのが楽しい!
一人だと、いろんなお店に回れないのが悔やまれます。

豆豆甜品屋(ドウドウティェンピンウ)


最後にバイクを返却する道中にあったこちらのお店で夜食のデザートを。

店内はさっぱり

メニューはこちら

豆花 具材は芋圓と花生と薏仁(ハトムギ)です。

水がおいしいところは豆腐も美味しいんです。

やはり台湾の夜は豆花食べないと終われませんので。
これでやっと大満足です。


恆春の一日はこれにて終了です。

まとめ



墾丁はリゾート地という感じですが、初日に旅した「恆春」は歴史が残る観光地です。
台湾で唯一軍事目的のために造られた防御都市という歴史的背景もあり、
決して大きい街ではありませんが、海と山という自然に囲まれた素敵な場所でした。
また、西側にある場所なので、夕日を見るには最適なスポットです!

ぜひ行ってみてください。墾丁に続く…


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